日常ケアのアドバイス
- 日常ケアのアドバイス
- お口のケアは、自分自身で行う毎日のケアがとても大事です。歯科医院だけでは、完璧な予防はできません。日常のセルフケアをきちんと実行することでプラークコントロールが可能になりますので日頃のケアが大事です。普段のお手入れが行き届いていると歯科医院で治療するとき、短期間で済む場合もあります。また食生活、生活習慣を改善することで健康な状態を保ち、お口の健康が体の健康にもつながります。
デンタルフロス・歯間ブラシ
- ご家庭でできるお口のケアは、ブラッシング、デンタルフロス(フロッシング)、歯間ブラシなどあります。フッ素歯磨剤やホームジェルなどによるセルフケアをきちんと実行することでプラークコントロールが可能になります。朝、夜、食後の歯磨きだけでは、歯間のケアは難しいので、歯間の状態に応じてデンタルフロスや歯間ブラシを使い分けて使用します。また、キシリトールガムなどを噛むことでも唾液の分泌が促され予防、殺菌効果があります。
正しい食事(唾液と噛むこと)
- 柔らかいものばかりではなく、硬いものを食べる習慣、食べられる環境を整えましょう。噛むことで、唾液が多く分泌し口腔粘膜を介して殺菌してくれます。これは、高齢者に多い誤嚥性肺炎の予防にもなります。多く噛む事は、顎(アゴ)の筋肉も鍛えられ、満腹感も得られて肥満予防にも効果があります。また、脳の活性化にもつながります。
生活習慣の改善と食欲
- おいしく食べるには、ストレスを柔らげることも大事です。例えば緊張すると口の中が乾燥して喉が乾きます。これは、緊張により唾液の分泌が少なくなりドライマウスになるからです。ストレスが多いと唾液の分泌が少なくなり食べ物が飲み込み難く食欲もなくなります。「良く笑う、人と良く話す、趣味を持つ」などして、リフレッシュすることで食欲も出てきます。おいしく食べることで、健康にもつながります。
少しでも異変に気づいた時
- 定期的にかかりつけ歯医者へ
- 症状がみられてから歯医者へ行くのではなく、定期的にかかりつけの歯医者へ行って健康な状態を保つことが理想です。歯の病気は、口腔内だけでなく糖尿病、高血圧、認知症などとの関係も指摘されています。
- 日常のケアにおいて、少しでも異変、違和感を感じたときは、自己診断せず、早急な診察をおすすめします。遅れると症状を悪化させる場合があります。